倉敷


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2002年6月2日 日曜日

倉敷までのこと

岡山から倉敷まで、電車で行きました。西日本のほうは、日本語と合わせて、ハングルでも表示されていました。岡山・倉敷・尾道、それぞれの改札が、自動改札ではなく、駅員さんがやっている光景は、嬉しかったです。東京のほうだと、もうほとんどが自動改札です。久しぶりに見る有人改札は、「おはようございます」と挨拶してくれたり、わからないことも、すぐ聞けるしで、安心できてほっとします。心が通うようなきがして、やっぱりいいな。

「いい日旅立ち」のメロディーにのって、電車は岡山から倉敷にむけて出発しました。
この時の車両は、ボックスシートと言うのでしょうか。4人が向かい合って座るタイプでした。その窓のところに小さなテーブルが付いているのを見て、YOUは、とても興味を持ったようです。「飲み物とかを置く場所だよ」と言うと、こぼれちゃったらどうするの?と、すぐさま聞き返されました。子供の目にも、頼りなげなテーブルのようです。

などと言っているうちに倉敷駅に到着しました。倉敷には、DRYは初めて、はるるは高校2年の修学旅行以来です。

荷物を駅のコインロッカーに入れた後で倉敷駅の北側をみると、遊園地が眼に飛び込んできました。これがチボリ公園だったわけです。YOUは、行きたそうなそぶりをしていましたが、チボリ公園は、今回訪問の予定ではなかったので、チボリ公園をバックに写真だけ撮りました。

南口に出ると、ペデストリアンデッキがひろがっていました。そこから広い大きな道、倉敷中央通(美術館通り)を美観地区目指して歩いていきました。どこにでもある現代の普通の通りから、美観地区に入ると、突然白壁土塀の町並みにと世界が変わります。、倉敷川をはさんで蔵屋敷や、土蔵が建てられていて、倉敷川沿いの柳とマッチして、より日本的な情緒感をかもし出していました。倉敷川にも、鯉がたくさん生息していました。後楽園同様、ここも立派な鯉なのです。きっと水が良いからでしょうか…。ここでもYOUは、鯉に魅せられていました。 チボリ公園


町並み1・大原美術館

そういう町並みをあるいていると、ギリシア風建築の建物が通りの右手に見えてきました。大原美術館です。不思議なことに、この和風の空間にギリシア建築はうまく溶け込んでいるのです。それが、かえってエキゾチックな雰囲気をかもし出しています。美術が大好きな私達は、やっぱり倉敷に着たら、この大原美術館は、外せないポイントです。訪れることができて、嬉しかったです。今回の大原美術館は、訪れた時間が早かったこともあったし、修学旅行の学生がいなかったので、思った以上にゆったりと鑑賞することができました(といっても、YOUを連れてだと、いつものゆっくりしたペースでは回れませんが…)。作者はわからないのですが、ある部屋でみた絵画が、YOUには衝撃的だったようで、天国と地獄についてのレクチャーを姉Aとはるるに受けていました。ふらふら歩くYOUをみていて、はたして彼女は鑑賞しているのだろうか?と思いました。しかし売店で、「一枚好きな絵葉書を、買ってあげる」とDRYがYOUの好きに自由に選ばせてみると、エル・グレコの「受胎告知」を選んでいるのでした。子供ながら、それなりにポイントは押さえているのかもしれません。 大原美術館前

欄干


むらすずめ実演

倉敷には、「むらすずめ」と言うお菓子があるのですが、これの実演をやっていました。
店内の掲示を見ると、むらすずめ造りの体験ができるというので、YOUにチャレンジさせました。手順は、

  1. 程よい温度の鉄板に液状の生地を丸くのばす
  2. 頃合いを見てひっくり返す(鉄板の隅の、温度が低い部分に移動)
  3. あんこを乗せる
  4. 二つ折りにして出来あがり

片面は鉄板の上で焼かれるけれど、もう片側は焼き目が付かない程度です。皮の裏表の質感が違う、ドラ焼きとホットケーキの中間点という感じかな。生地をひっくり返すのは、手でひっくり返しているので、瞬間でやらないと手が熱いでしょうね。え?YOUですか?勿論、鉄板が怖くて、ひっくり返すのは全く出来ませんで、お店の先生に裏返してもらっていました。それと、生地を丸くのばすのが難しかったらしく、でき上がりは多少いびつになってしまいましたが、味自体は、まずまずの出来となりました。

後で職人さんの作った方と食べ比べると、やっぱりプロの方が、皮がフワーっとして美味しいですね。


うどん

うどん
地ビール
お昼は「讃州うどんの庄 かな泉」というお店に入りました。讃岐うどんとままかり寿司のセットです。一人前1000円出して御釣りが来るという安さです。ここのうどんは、やっぱり美味しい!しこしこしていて食べごたえもありますが、ツルツルとお腹に入ります。そしてお汁がやっぱりこれがうどんの汁なんだと納得する美味しさなのです。ちょっと私達の住んでいる方面では、こういううどんとお汁は、食べられないと思います。うどん一本の長さが長かったです。、食べ始めは、それがわからなくて、まとめてとったらお箸でさばききれなくなりました。それで一本うどんをとって、引き寄せて口に入れていました。

地ビール独歩は、こうばしい感じの、なかなか味のあるビールでした。


町並み2

昼食後、木のおもちゃ伊勢屋で、おはなしめいろを買いました。

美観地区も、細かい路地がたくさんあって、変化に富んでいて楽しかったです。純和風の蔵なのですが そこの扉のところには、現代らしく、「SECOM」のプレートが、しっかりとはまっていました。

YOUは今回の宿では子供料金を払っていないから、館内で履きかえるスリッパがないのです。それで、宿泊先の室内で何か履く物をと探して、ぞうりを買うことにしました。井草といえば確かに岡山が特産でしたね。井草製品が、いろいろと売っていました。


エル・グレコ

町並みを歩き回って、そろそろYOUの休憩時間となりました。大原美術館の隣の蔦のたくさん絡まっている洋館の喫茶店エル・グレコで一息つくことになりました。受胎告知を描いたエル・グレコの名前からきています。外観もステキでしたが、内装も、大正時代を思わせるようなレトロな雰囲気のお店で、木を基調とした(欅かな?)しっとりしたつくりで、ゆっくりと落ち着けました。噂のレアチーズケーキとアイスティをいただきました。口の中でとろけるような滑らかなケーキで、さっぱりしていました。お茶もお水が美味しいせいか、まろやかな感じなのです。でてきたお水そのものも、とっても美味しかったです。暑さでバテ気味になっていた私達に体力を回復させてくれた一時でした。 エルグレコ

エルグレコ


アイビースクエア

私が子供のころanan等の雑誌に取り上げられて、アイビースクエアというのを知りました。高校生のころは、ポッキーのコマーシャルにも登場のアイビースクエア。赤レンガと蔦の絡まっている建物、美観地区の風景とは、また違う雰囲気です。ちょうどこのホテルの庭先で結婚式の場面に出くわしました。花嫁さんが、ブーケを投げるシーンを見て、YOUに、なぜ投げるかを説明したら、はるるのぶーけはどうだったのと質問されたので、答えました(はるるるのブーケは、双子のはるるの姉Cにあげたのですが、一年後に結婚しました)。

そして、アイビースクエアの中にある愛美工房にも立ち寄りました。まずは、たくさんのオルゴールをオルゴール館でみてきました。いいなと思う音色のオルゴールは、やっぱり手が出ませんね。YOUがさわって壊したらと思うと、ハラハラしてみていたのでした。

そして兵庫のU-Planの小黒三郎さんの催し物が、オルゴール館の隣の場所で、ちょうど開催されていました。小黒さんの作品は、インターネット等で拝見していて、とっても興味がありました。ここで実物に触れることができるチャンスは、ラッキーでした。たくさんの種類の昇り人形が飾られていて、自分で実際動かすことができました。こうなると、YOUは、それぞれの人形を動かしてみて、それぞれの動きを楽しんでいました。


町並み3

美観地区から帰りは、大通りではなく、商店街を通って帰ることになりました。途中でバテバテになったYOUを、はるるはおんぶしました。まだ昼間なので、人通りはそうでもなかったのですが、ぶらぶらとお店をみるのは、ここでも面白いですね。商店街には、子供達が作ったお人形があっちこっちに飾り付けられていました。ここのあたりの喫茶店を通り過ぎるとき、メニューの看板をみてると、パフェ類が、500円台というのが多かったのです。うらやましい・・・!東京のパフェの値段は、やっぱり高いですね。食事と同じぐらいの値段になってしまう、つまり1000円前後という相場なのです。


フルーツ

フルーツ JR倉敷駅前の三越に、ふらりと寄っていきました(YOUに電車に乗る前におしっこをさせるためです)。そしてついでに地下の食品街にも、寄ってしまいました。なかむらという果物屋さんのコーナーがありました。喫茶コーナーと共に、ケーキやカットフルーツなども売っていたのでした。きっと果物屋さんのお店はおいしいだろうなと思って、試食したらこれが本当にとっても美味しくて、DRY家一行はとうとう買ってしまいました。カットフルーツが、薄いシロップと共に容器に入って「フルーツキューブ」という名前でした。カットしたフルーツの種類の組み合わせが何通りかありました。YOUはメロン中心のもの、大人たちは柑橘系中心のミックス(写真の品物で、グレープフルーツ・オレンジ・メロン・パイン・キウィ入)を選びました。シロップは、薄くてさっぱりしていました。ですから、果物の風味をこわさず、むしろ引き立たせるような感じで、食べた後もさわやかでした。値段を忘れてしまったのですが(後日ビデオを見てみると、はるるたちが食べたのは380円だと話しています)、ひとつ500円硬貨でおつりがしっかりくるお値段でした。東京の感覚では、安いなぁと思ったのでした。

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このページの更新日:2004年02月23日
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