岡山


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2002年6月1日 土曜日

岡山

岡山空港からリムジンに乗って、岡山駅まで到着しました。晴れの国、岡山。そして、桃太郎の岡山。駅前には、桃太郎の像。マンホールの蓋も桃太郎。ポストの上にも桃太郎。通りの名前も「桃太郎大通り」… 桃太郎づくしです。
岡山駅に到着したときには、朝が早かったせいで、お腹が空いていました。
桃太郎像桃太郎のマンホール


祭り寿司

祭り寿司

にぎり寿司
こちらは、にぎり

荷物をホテルに預けて、早速路面電車に乗って城下へ。表町商店街のところの「一丁」で、朝食兼昼食をとりました。YOUは握りを注文しましたが、大人三人は勿論、岡山名物のばら寿しにしました。瀬戸内海のエビ、アナゴ、ママカリ等ををはじめ、タケノコやレンコン、シイタケ、インゲン、ゴボウ(ちょうど新ゴボウが季節的にも美味しい時です)などの具が美しく飾られていました。はるるは、アナゴがやわらかくて上品な味なのが、気に入りました。見た目は勿論、味も素晴らしく、本当に満足の一品でした。

普通、お寿司屋さんと言うと、女の人にとっては威圧感があって、のれんをくぐりにくいと言う感があります。しかし、一丁さんは、そういう普通のお寿司屋さんの内装とは違って、チョット洋風で、喫茶店か洋食屋さんのような感じなのです。ですから、女性が1人でも2人でも、子連れでも、パッと入れそうなお店でした。お昼だったからかもしれませんが、女性客が多かったです。

食べ終わった後に外のショーケースを見ると、ばら寿しは売り切れとなっていました。私達3人のあとに、若い女性2人組が注文して食べていたので、もしかしたらお昼は限定五食なのかなと、勝手ながら想像しています。でも、食べてみて、それは納得します。あれだけの具をきっちりと仕込んで、盛り付けて出すというのは、それだけ手間隙がかかっていることでしょうから…。また食べたいな。


岡山城・後楽園

日本三名園といえば、水戸の偕楽園、金沢の兼六園、岡山の後楽園です。DRYもはるるも、偕楽園と兼六園は訪れたことがありますが、この後楽園だけは、行ったことが無かったのでした。そういう意味で、ここはちょっと期待していました。

まずは岡山城へ行きました。城の内部は、郷土資料館になっていました。最上階の六階からは、岡山市街をぐるっと見渡すことができて、眺めが良かったです。城下を流れる旭川が、太陽の光を浴びて、きらきら光っていました。下の階には大名籠が展示されていて、YOUがお姫様気分で試乗してみました。姉Aから「昔の人は、東京から飛行機で行くのではなく、この籠に乗って旅したのよ」と籠の説明を受けて、神妙にしていました。後でYOUに岡山城の感想をたずねると、城内に展示されていた金色の鯱の尻尾がぐるぐるまきあがっているところが、とっても気に入ったそうです。そして「本物のお殿様に会いたかった…」だそうです。.

岡山城から長い月見橋を渡って、後楽園に来ました。広い敷地に芝生が敷き詰められています。沢の池などいくつかの池、曲水、築山がその中に点在しています。歩いていると、それぞれの場所ごとに風景がかわっていきますが、のどかで明るい雰囲気の公園です。ゴチャゴチャと人工的ではない、自然美の美しさがすばらしいのでした。日々の忙しさを思うと、心が洗われる気分になります。おもしろいもので、YOUに「後楽園という公園に行くから」と連れて行ってみると「なんでブランコが無いの?」という質問があったようです。姉Aは「お殿様の家のお庭だから無いのよ!」と答えたそうですが、やっぱり小さい子にとって頭の中に、公園にはブランコがセットされているのでしょうね。
後楽園には、鯉や、丹頂鶴がいました。鯉は、やはり大きく見事で、丹頂鶴は、凛とした姿で美しく、「カコー・カコー・カコー」と、張りのある大きな声で鳴いていました。YOUは、いたく気に入って、傍でいつまでもいつまでも見ていました。

岡山城金の鯱後楽園後楽園の鶴


路面電車・吉備団子

路面電車吉備団子 岡山の路面電車、これはいいですね。乗り物大好きな私達は、これに乗っていて楽しかったのです。次々来て、便利だし、混んでいても開放的な感じがして、圧迫感がありません。自動車に混じって、道路を路面電車が悠々と走っていく姿、そして降りるときの合図「チン」というベルの音は、情緒があります。路面電車からみる街並みは、、バスとは違った味わいがあります。電車の形もいろいろとありました。環境的にもきっとやさしい乗り物だと思いました。

市内の移動は、この路面電車を何度も利用しましたが、この路面電車に乗って、廣栄堂本店にも行ってみました。そこで、YOUと約束した『桃太郎にでてくる吉備団子』を買ったのです。夜ホテルに戻ってから、まずはノーマルな吉備団子を食べてみました。やわらかくてスルンスルンと通る喉越しの気持ちの良さ。こういうシンプルなお菓子は、美味しいです。「桃太郎に吉備団子をもらったら、鬼退治についていくか」という問いに対して、YOUは「鬼が怖いからついていかない」と言っていました。


町並み…表町商店街

写真のアムスメールタワーは、表町商店街のシンボルなのだそうです。ですから、アーケードの通りの真ん中に建っていました。昼食後、ちょうど鐘が鳴っていてYOUは近寄って見ていました。
YOUは鐘がブラブラ揺れて鳴るのを想像していたらしく、ここのは鐘が揺れないので何故?どこで鳴っているの?と思ったようです。

後楽園から、また城下目指して、ふらふら歩きました。知らない町並みを歩くのは、楽しい物ですが、暑かったして゜、きっとYOUは背か低い分、私達よりも地面からの温度の影響があったと思います。疲れていましたが、頑張って歩いていました。そして吉備団子を買いに路面電車で行った後、一度ホテルに戻りました。そして、また路面電車に乗って再び城下まで行って、表町商店街を歩きました。延々と長い商店街で、歩いていて楽しかったです。

アムスメールタワー

岡山市の街を歩いて感じたことは、とにかく道路が広いということです。そして、お店も今風のモダンなお店もあれば、私達が子供のころにあった昭和40〜50年代の雰囲気のお店もあり、それらが、とってもうまくミックスしているような気がしました。表町の長いアーケード街をふらふらあるくのも、それぞれの街ごとに特徴があって楽しかったです。ステンドクラス風の絵がついたアーケードがあり、YOUはその絵に、目が釘付けになっていました。そうそう、東京では、広告入りポケットティッシュを配っている場面にやたら出会うのですが、岡山市内を歩いた私達は一度も出会わなかったのです。これも新鮮でした。それから、雰囲気のあるチョット入っても良いかなーと思う喫茶店があっちこっちに点在してたのも発見でした。東京だと、こういうお店は減っているような気がします。ファーストフード店、ドトールやスターバック、タリーズなどコーヒーのチェーン店が乱立しすぎているから、個人の喫茶店は経営するのも大変なのかなと考えてしまいました。岡山市・倉敷市・どちらも感じたのですが、とにかく岡山県は水か美味しいと思いました。まろやかでやさしい味なのです。普通お店に入って、あんまり水を口にしないDRYがぐいぐい飲んでいるのに驚きました。
ひょいと入った中華料理(広東料理)のお店「海華楼」。地元の人でけっこう混んでいましたが、何品か皆で分けて食べてみたら、これがとっても美味しくて当たりました(後日インターネットで検索してみたら、やっぱり美味しい評判のお店だったのです)。しかもやっぱり安いです。ここのでてくるお水も美味しかったな。食べている途中で、疲れてエネルギー切れになったYOUが、とうとう寝てしまいました。起こしても起きませんでした。それで、DRYが抱っこして、路面電車で駅前まで戻ってホテルに連れて帰ってきました。でも部屋に戻ったら、いつの間にか眼が覚めて、またも元気に動き回っていました…。


大手饅頭

大手饅頭 表町の天満屋で、大手饅頭を見つけました。売り場には、お客さんが入れ替わり買い求めています。早速買って、ホテルで試食しました。確かにこれは美味しい。チョット今までには食べたことの無いあんこ。口に入れるともったりでも、ぜんぜんしつこくない。超薄皮饅頭というより、餡玉のような、くせになる味。出来立てのあったかいのも食べてみたいなと感じました。


三井ガーデンホテル岡山の大浴場

今回泊まったこのホテルは、駅からすぐの、立地の良いところに建っていました(岡山も、さすがに駅前はホテルが多いです)。ここのホテルの最大の特徴は、なんといっても最上階に、庭園付の大浴場が、あることでしょう。普通のホテルだと、ユニットバス式になっていますね。もちろんここも、各部屋にユニットバスは付いていますが、この大浴場がついているというのは、今回の旅のようにたくさん歩いた場合、からだの疲れを癒すには、もってこいでした。ありがたかったです。初めて大浴場に入ったYOUは、始めは緊張していたけれど、浴槽に入ったら慣れて、浴槽の中を1人で動き回っていました。ちなみに、大浴場入り口の鍵は各部屋のキーを使うようになっていて、宿泊客以外は利用できないようになっています。しかもカードキーには性別情報が書き込まれていて浴場も男女完全分離なので、女性1人でも安心して利用できますね。なお、夫婦で宿泊した私達には、男女計2枚のカードが渡されました。


三井ガーデンホテル岡山の朝食

和洋食のバイキング形式になっています。7時開店に併せて行きましたが、混んでいました。
内容について特筆する事はない普通の品揃えでした。おかわり自由で、未就学児は無料でした。


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このページの更新日:2004年02月23日
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