Pentium II マシン静音化


ご注意:ここに書いてあることは、改造行為であり、メーカーの補償が効かなくなります。また、温度管理に注意しないとパソコンそのものを壊してしまいます。同種の改造を行う場合は自己責任で行ってください。

パソコンと言うのは、物によっては結構うるさいので困ります。
ご多分に漏れず、DRYの常用しているPCも騒音マシーンなのです。
そこで、この音を少しでも静かにすべく、送風ファンの交換を行いました。

今回対象のPCは、Pentium2 266MHzでSlot1タイプ。冷却構成は、

  1. 空気吸入側に6cmのファン1個、
  2. CPUには大きな放熱フィン(金属ヒレ)と5cmの送風ファンが1個、
  3. 電源ファンを兼ねた空気排出ファン1個

調査の結果、問題となる騒音源は、1番(キーンと言う音) と 2番(ビーンと言う音)でした。3番は結構静かでした。
なお、1番の吸入ファンの表には、風抜けの悪そうなフロント パネルが付くので、このパネルを撤去してしまえば風の通りが良くなり吸入ファンが不要になるかも… と言うことで、温度を測って検証する事にしました。
CPUファンは、静音タイプへ交換です。ただ、静音ファンは大抵回転数が落ちるので単に交換すると風量不足となる可能性があります。今回はSlot1なので放熱フィンが大きい!と言うことで5cmの静音ファンを2個付ける事にしました。

以上のことから購入品は、つぎのとおり。費用は6千円弱だったかな。

  1. 静音ファン2個 ジャスティ製?のセカンドファン(静音8000rpm) DSF-50L/10
  2. デジタル温度計 電線の端で温度が測れる(2ヶ所分入っている物)

さて用品はそろいましたので、現状の温度測定を済ませてからファンを交換・撤去しました。
CPUファンは電圧を落として更に静かにする事も試したのですが、電源ファンやHDDの音が目立つばかりだし12Vのままでも結構静かだったので普通に回す事にしました。と言う事で、計画どおりフロント パネルを付けない状態で筐体のカバーを取り付け、電源ON。温度を比較しました。

Pentium II 266MHz CPU

フロントパネルを外してしまいました。飛び出している電線は温度測定用です

結果は良好。

ファンの音は聞こえるものの、以前に比べたらずっと静かになりました。
温度の方も、回転数は落ちるもののCPUファン ダブル搭載ですからね。チョット混んだ仕事(1600x1200のJPEG画像300枚のサムネイル連続生成)をさせた場合で、改造前の温度50.4℃ が 改造後47.0℃ と、かえって改善されてます。ちなみに、温度はCPU放熱フィンの一番深いところで測ってます。

以上で今回のレポートは終わりです。
静かになったので、今のPCもまだ暫くは現役で行けそうです。
本当は、静かなPCを新調できればグットなのですが、お金が掛かるし、最近の速いPentium4マシンはうるさそうですしね。

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このページの更新日:2004年02月22日
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