ZOJIRUSHI ホームベーカリー BB-GA15


2001年11月8日 木曜日
我が家では、主に朝食用として、象印のホームベーカリーを使ってパンを作っています。タイマー内蔵で、朝に焼きたてのパンが食べられるのが気に入っています。
しかし、ここ1ヶ月ほどでしょうか、焼きあがったパンに黒い筋のような物が混じるようになって、なんか変だなぁ〜と思いながら、その部分を除いて食べていました。
そこで、良く良く見てみると、パンを焼く容器の底に擦ったような後が。なんと、生地をこねるハネが容器の底を削っているではありませんか。その部分は、コーティングを失いアルミニウムの地肌が剥き出しです。
黒い筋は多分、削れたアルミニウムの粒子がコネにより生地の中で筋状に分布し、それが熱で酸化して黒くなった物なのでしょう。
保証書の記述に従い販売店のコジマNew府中店に電話すると、丁寧な電話応対で「持ち込み修理になってしまうんです」と、申し訳なさそうに言われました。近日中に修理に出そうと思っていますので、つづきは、またこのページで。

bb-ga15bad0.jpg (16075 バイト)bb-ga15bad1.jpg (7604 バイト)bb-ga15bad2.jpg (7658 バイト)

2001年11月10日 追記
書き忘れましたが、購入日は2001年2月3日なので、保証期間内に発生した問題です。

2001年11月29日 追記
11月11日に、コジマNew府中店に持ち込み、修理依頼をしました。

11月22日に象印から電話がありました。DRYは会社だったので はるる が話したのですが、後日我が家に訪問の上、詳しく説明したいとのこと。DRY不在のため詳細未定。家に来てもらうとなると、スケジュールとか色々大変なので、報告書同梱をお願いしたいと思うところです。早く受け取りたいし。

11月29日に再び象印から電話がありました。こちらからの要望は、簡単に言えば、原因の究明と再発の可能性について報告書をお願いしたいと言う事です。また9ヶ月後とかに再発したら、今度は有料修理でしょうから気になります。象印側の話しでは、原因は現在調査中。修理品については、正常な動作を確認した新しい部品に換えて返送するとの事です。このところ、お店でパンを買っていたので、早く帰ってくるのは助かります。今回も電話に出た はるる の話しでは、とても丁寧な電話対応だったそうです。修理報告書を楽しみにしています。続きはまたこのページで。

2001年12月1日 追記
11月30日の日中に、象印の東京お客様センターの方が、(予め電話連絡の上)直接我が家まで修理済みの品を持参してくれました。またまた はるる が対応したわけで、このときの はるる の感想は Easy Diary の 2001年11月30日をご覧ください。

この対応の良さは、やはり、修理依頼のときに、このページのプリントアウトしたもの(URL入り)を添付したのが利いているのでしょうか。

:原因等に関する報告書が届きましたら、その内容についてもこのページでレポートしたいと思います。アルミニウム(多分)は、少々摂取しても大した害は無いと思いますが、今回の原因はハッキリさせておいた方がメーカとしても有益だと思いますし、このページをご覧になっているあなたも気になりますよね。
ということで、続きはまたこのページで。

2001年12月21日 追記
原因等に関する報告書ですが、年内にはできない旨、象印の東京お客様センターから、お電話をいただきました。問題の部品が海外生産であることが関係しているとのことです。

部品を交換してもらった、我が家のZOJIRUSHI自動ホームベーカリーBB-GA15は、現在までのところ快調です。

2002年1月10日 追記
原因等に関する報告書を受け取りました。火曜日に報告書ができた旨連絡があり、我が家へ持参してくださると言うので、休暇をとって会いました。

報告内容を一言で言えば、原因は突発的な製造不良で、検査を強化して再発を防止する。といった内容です。また、使用している材料は、食品衛生法に適合したものを使用しているので身体への悪影響は無いと判断したそうです。

原因調査結果をまとめると次のとおり
なお、私が容器と言っていたものをメーカではパンケースと呼んでいるようです

  1. 切り粉(金属の切削屑)が、オイルシール(写真中で軸の周りに見えるシリコンゴム)とオイルレスベアリングの間に入りこむ(入り込んだ理由は後述)
  2. これにより、パンケースの底の中心部分が僅かに浮き上がる
  3. 浮き上がった部分に粉が侵入
  4. パン焼きを繰り返すうちに侵入部が徐々に広がる
  5. パンケースの底の浮き上がりが進行
  6. パンケースの底が回転するハネと接触
  7. フッ素コーティングの剥がれとアルミ素地の削れに至る

切り粉が入り込んだことに関しては、報告書を引用します。

前述の切り粉は、稀にパンケースの不良品を再利用するため底部のリベットをドリルで穴あけして分離する際に生じたものと考えられ、再利用の工程で誤って混入させ、部品及びパンケース完成品の目視検査でも見逃され出荷されたものと考えられます。

また、実施する対策として示されたのは次の3点です。

  1. パンケースの底からのシャフトの高さを検査する方法の改善
  2. パンケース底の平面度の検査徹底(リベット作業前に必ず実施する)
  3. ダミー物(パン生地に代わるもの)での実負荷テストを行い、擦れの目視確認及び接触による異音の有無のテストを強化する

ここで言う『リベット作業』とは、パンケースと、軸およびそれを支える部分とを合体させる作業のことだと思います。リベットでとめてありますから。

ちなみに、報告書は大阪の象印マホービン(株)本社で平成13年12月28日付けで作成されたものでした。報告書を持参してくださった東京お客様センターの方は、とても丁寧な方でした。

全体の感想

不良品に当たってしまったのはアンラッキーでしたが、トラブルに対するZOJIRUSHI の誠意ある姿勢もわかり、良かったと思います。この件に関して再発防止策も決まり、一応の成果を得たと思います。

2002年7月15日 追記
全く同じ症状に遭ったという方からメールをいただきました。
象印社お客様相談窓口の対応は「すぐに交換します」で、
窓口の対応は、感じのよい対応だったそうです。

ちなみに、この方の話しによれば

ミキサーの件で最後まで責任を認めず、また必ず送ると言った報告書も送ってこない某松※とは大違いです。

といった具合で、象印社の対応は他社に比べて好印象だったようですね。
  ※印部分は、Koala Square の判断で伏せさせていただきました。

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このページの更新日:2004年02月22日
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