コアラ達への想い


   コアラとの出会いは1968年にさかのぼります。東京・日本橋三越で父が、はるる三姉妹に一匹ずつコアラを買ってくれたことから始まります。(その歴史はコアラ達のプロフィール参照)
   その時からコアラ達に名前を付けて声色をつけ、操りだしました。人形を使ってのごっこ遊びを開始した訳です。はるるは双子で、その双子の片割でいちおう姉になるCが遊びの相手でした。自分達が母親で、コアラ達を子供に設定しました。遊んでいるうちに、各々のコアラ達に、一匹でたくさんの役を与え、他にも実在しない想像の人物を作り出していきました。2人でコアラの住む町の地図や住宅の設計図を書いたりして、その世界を広げていく事になりました。
   声色担当は、ほとんどが はるるでした。操っているうちに、それぞれの性格が宿っていき、どんどんコアラ達に魂が入っていくように感じました。当初は「こんな性格のコアラに」と思っても、操っていくうちに大幅にイメージと違うコアラになったりと、私達にとってコアラのぬいぐるみ達は、ぬいぐるみと言う枠を超えて、生きているように感じてしまいました。1972年にパンダブームがやってきましたが、そういう過程の中で育ってきた はるる達は、それでもコアラファンでした。
  はるるにとって、不思議な事に「苦しい時の神頼み」じゃないけれど、「苦しい時のコアラ頼み」をすると、物事が良い方にいくような気がしています。だから、コアラ達の存在は、
大切なものなのでした。
  大学入学以来、親元を離れて暮らすことになった はるるですが、それはコアラたちとも離れ離れになることを意味し、たまにしかあえない生活となりました。その後仕事をして結婚して、ますますあえなくなったと思ったところ、ある日大きなダンボールがDRYと はるるの住む府中に送られてきたのです。ダンボールを開けてみるとコアラ、コアラ、コアラ・・・・・。と言う訳で、はるる所有のコアラはもちろん、姉A・Cのコアラ達もみんな突然予告無しに送られてきたのでした。幸い、DRYが理解してくれて、コアラの置き場所を作ってくれました。(DRYはそれからちょくちょく、古くて傷んでしまっているコアラの傷を治す仕事を、担う事になってしまいました。) それで現在は、コアラ達も府中で生活することとなり、我家はコアラの館になっていったのです。我家に遊びに来る友人達に「コアラ御殿」とも言われています。府中の我家からだと、多摩動物園が近くて、コアラを見に行きやすいというのも嬉しいです。YOUが生まれる前からたくさんのコアラのぬいぐるみが居て、彼女はそういう環境で育つ事になったので、自然とコアラが好きになってしまったと思います。母のはるる同様に、とうとうコアラでのごっこ遊びが始まってしまったのです。ここではコアラは私達家族の大切な一員なのです。

 

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このページの更新日:2004年02月23日
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