音楽について(その1ピアノのこと)


音楽が大好きです。楽器を奏でたり歌を歌ったりどちらも好きです。いろんなジャンルがありますが、今回はピアノについて書きたいと思います。

楽器の中では、やっぱりピアノが一番好きです。いろいろなピアニストの演奏を聴きますが、そのなかで今もってよく聴くのは、ポリーニ、アルヘリッチ、アシュケナージュ、バックハウス、リヒテルです。双子の片割でもあるCと小学校の頃のレコード時代からよく聴きました。前記のはじめの2人は、幸運にもコンサートで実際に聴く事ができました。それはそれは感動の嵐でした。

その姉Cが、とにかく音楽の才能があったのです。ピアノがとにかく上手かった、上手すぎました。小学校5・6年の頃には、ショパンの幻想即興曲をひいてしまう人だったのでした。そればかりか、弾くだけにとどまらず、自分がピアノで弾く曲までも作曲していたのでした。そばで見ていれば、その才能、センス、知識の量のすごさが伝わってきます。小2の頃、もうピアノは弾けないなと悟りやめました。同じ土俵にたつことはやめて、あえてピアノを弾く事は避けました。だから、家でもほとんどピアノに触れる事なく、もっぱら聴く方に徹していました。それでピアノは充分楽しめることなのですが、悲しい事に、双子ゆえに、どうしても周りから比べられるのは当然です。片一方がやれば、もう1人も当たり前なんでしょうと比べられる事になってしまうのでした。中学の音楽の先生とは、このことで揉めたこともあり、傷つきました。

美術はもともと好きだったけれど、中学のころ油絵を描く方の世界により傾いたように思います。

でも、避けていても不思議な事にピアノがいつも身近にありました。高校や大学の時は偶然にも個室でピアノを練習する部屋がたくさんあったりしたのでした。
そんな私がまたピアノを弾くようになったのには、1つの出来事があったのです。大学では、ピアノを履修している人がいたので(はるるの大学では、保育士の免許をとる人もいましたから)ピアノの演奏会なるものが年に1回あったのです。希望した人が出ていたと思います。大学1年の時、知っている先輩がその演奏会に連弾で出るため、ちょっと練習相手になってというお手伝いをしました。それでその発表会を見に行った時、感動したことがあったのです。ある男子学生が、ショパンのノクターンを弾きました。その学生さんのエピソードがちょっと紹介されて、全くピアノが弾けなかったけれど、ショパンのノクターンが大好きで、それを自分で演奏したくてピアノを履修してその発表会でその曲を弾くという訳なのでした。その演奏が心にしみた時、自分もまた本当にひいてみたいなーと思いました。その発表会を聴いたのがきっかけで、時々授業と次の授業の間がひとコマ分開いてしまった時や、休講のときなどにピアノを弾くようになったのです。でも、卒業したらそれっきりになり、10年以上経ってYOUがピアノを習うことになり、クラビノーバ(団地なので音の問題と置き場所の問題がありますので)を購入したのがきっかけとなって、今は自分で弾きたいと思うクラシックの曲を選んで練習するようになりました(ゆったりと空く時間がなかなかできないので、1曲仕上げるのに時間がかかっていますが)。弾いていて心から今は楽しいと思っています。もっと早く弾いていれば良かったのでしょうけれど・・・・。現在はドビッシーの曲をちょっと練習しています。

私はCと昔々、「私の結婚式のときにリストの『愛の夢』を絶対弾いてね」と約束をしていました。そして実際にDRYと結婚をした時に約束を果たしてもらったあの時は嬉しかったです。結婚してから、殆どピアノ弾いていないというCにこそ、またピアノを復活してもらい聴かせてもらいたいものです。

追記・・Cは、ピアノを復活して、自宅で弾いています(2002年)

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このページの更新日:2004年02月23日
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