手を吸うYOUちゃん


 1歳のお誕生日と同時に断乳をしました。そのせいで口寂しくなったのか、YOUは、自分の指や手の甲をチュパチュパと吸うようになりました。しかし当時彼女はアトピーの重症だったので、全身に副腎皮質ホルモン入りの薬を塗っていました。だから、これはマズイかなーと思い、はるるの手を貸して吸わせたのです。それがきっかけとなって、いまだにずーっとはるるの手の甲を吸い続けるようになって、なかなか離れなくなったのでした。幼稚園に入園してからは、日中一緒にいないこともあり、だいぶ吸う回数は減ったように思います。でもそれ以前は、一緒にいる限り一日中吸っていたので、はるるの手の甲は吸っている所の皮膚が、油ッ気が抜けてカサカサとなり、色まで変色してしまいました。「二歳のお誕生日までには止めるね。三歳までには・・・。四歳までには・・・。5歳までには・・・。」と手を吸う事を止める約束はしても、毎年更新されてしまうのが現状です。手を吸うのが、いつのまにか彼女の精神安定剤になってしまっている部分もあるようです。だから、無理してはずすのができないというのもあります。手を吸わないと、なかなか寝付かれなくて困ってしまいます。人目もはばからず、吸いたい時は手をかぶりついています。左手と右手、いちおう両方吸いますが、YOUによるとほくろのついている左手の方がおいしいらしいです。味は「柔らかくて、甘くて美味しい」とのこと。美味しくなるようにと、たまに吸い付く部分を揉んでいる時もあります。吸わないでいると、禁断症状のようになり「お手々!お手々!ほくろ手をちょうだーい!」と訴えるのです。手をつなぐと、いつのまにかそのまま はるるの手の甲ををYOUの口に持っていき、吸い始めます。はるるのかわりにDRYの手や他の人の甲を彼女に差し出すと、「違う!」と怒ります。また、寝ながらも手を求める時があり、DRYの手をわざと彼女にもたせてみると、眼をつぶったままで見ていなくても、YOUはちゃんと違いがわかってしまいます。DRYがわざと はるるの手をなめると、「味が変わってまずくなる」と文句も言います。いったいいつまで手を吸い続けるのでしょうね・・・・。

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このページの更新日:2004年02月23日
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