病院の話


うちの娘は、三歳前ぐらいから、ちょっとでも自分の体調が変だと思うと、自ら「病院に連れて行って」と訴えます。まさかと半信半疑で連れて行くと、本当に喉が腫れているなど確かに病気になっているのです。これは、かかりつけの先生もびっくりされます。ちょっと連れて行くのをためらったりすると、後の祭りで、結局、休日・夜間診療にお世話になること必至です。YOUが生まれてから、病院に行く機会が多くなりましたが、その「病院」についての感じた事、エピソードを書いてみたいと思います。

さて、YOUは去年一年間で百回近く病院に行きました。幼稚園に入り、次から次へ色々な病気を貰ってきたことが影響していると思います。アトピーで、気管が弱くてやや喘息の気もあるのです。幸い、掛かり付けの先生がとても良い先生で、親身になってくださるので助かっています。急に容態が悪化した時など、この先生がいらっしゃらなかったら本当にどうなっていたかなぁと思うことがたびたびありました。いくつかの小児科に掛かってみて、様々な経験をしました。小さい子がいると特に、自分達が納得して信頼できるドクターと巡り合えるか否かで安心感が大きく違ってきます。しかし、小児科の現状を考えると不安があります。

府中市の休日・夜間診療は、内科・小児科だと、夜の10時までに市の医療センターに行けばその日の当番の先生に診ていただけるのです。しかし、都立病院の場合はたとえ近くに住んでいても、そこには行けないことが多いのです。ある友人の話しでは、電話で問い合わせてみたところ、小児科医が手術などで不在等、体制の問題で診ていただけないこともあったそうです。

我家でも、小児科受診ではなく耳鼻科ですが、そういう経験をしました。昨年のある祝日の朝に、YOUが「耳が痛い」と言い出しました。休日診療をするところを教えてもらうため、医療情報の機関に電話をしたら、なんと、その日、府中市内ではどこの耳鼻咽喉科でも診てもらえないと回答されてしまいました。そして紹介されたのが慈恵医大の病院です。慈恵医大といったら、我が家からはるか遠い、調布と狛江市の境。これには「まさか!」と驚きました。が、行くしかありません。調布まで電車に乗って、そこからタクシーに乗ってと、遠征しました。その上、病院に着いてもすぐに診療が始まるわけではないのです。家を出発する前に電話で受付をして時間の割り当てをしてもらってから行ったのですが、それでも病院で一時間ちょっと待ちました。
結局、YOUは急性中耳炎になっていたのでしたが、耳が痛いと訴えてから受診まで三時間以上かかっていて、今回より状態が悪かったらどうなっていたのかと思うと、ぞっとします。もっとスムーズに診てはもらえないのかなと、いつも不安になります。

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このページの更新日:2004年02月23日
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